11日の東京株式市場では、さえない展開。米利下げ期待を背景に米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行し、平均株価は午前9時8分に1万4426円91銭(前日比38円80銭高)まで上昇。その後、買い気は続かず、小幅安に転じている。今朝の外国証券経由の売買注文動向で1030万株の大幅売り越しとなり、外国人売りが警戒されるほか、週末に3連休を控え、手控え気分に傾いている。
10日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均は前日比117.78ドル高の1万2853.09ドル、ナスダック総合指数は同13.97ポイント高の2488.52ポイントと両指数ともに続伸した。バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演で「必要に応じて大幅な追加措置をとる用意がある」と述べ、0.5%の利下げ期待が高まった。米銀大手シティグループ、証券大手メリルリンチによる追加の資本増強策の検討や、米銀大手バンク・オブ・アメリカによる住宅ローン大手カントリーワイド・ファイナンシャル買収の可能性などが報じられ、金融株中心に堅調となった。
NY原油先物相場は、続落し、前日比1.96ドル安の1バレル=93.71ドルで取引を終了した。米景気の減速懸念から、石油需要の減少観測が根強い上、2月1日のOPEC(石油輸出国機構)総会での増産思惑が浮上し、売り優勢となった。シカゴ平均株価先物清算値は大証終値比105円高の1万4505円だった。東京外国為替市場では、1ドル=109円台半ば(前日終値は109円84銭)で取引されている。
バルチック海運指数(不定期船運賃指数)安を映し、商船三井、川崎汽、郵船、飯野海などの海運株が売られている。今2月期連結業績予想を下方修正した7&iHDや、良品計画、ニトリ、コメリなどの小売株も軟調。ニコン、東精密、テルモなどの精密株も安い。個別では、ミヤチテクノ、リサ、サクラダ、SFCGなどが売られている。
半面、米金融株高を映し、三菱UFJ、三井住友、みずほなどメガバンク株が堅調。新日鉄、住金、JFE、大和工などの鉄鋼株が引き締まり、住友鉱、DOWAなどの非鉄金属株もしっかり。トヨタ、ホンダなどの自動車株も高い。個別では、ロプロ、サッポロHD、スギ薬局、前沢工などが買われている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社
外資銀行4行、本土ネットワーク支店100数軒を一斉開業
2日、外資銀行による中国市場への本格的参入という大きな幕が開かれた。先週、現地法人銀行の営業許可証を最初に手にしたHSBC、スタンダードチャータード銀行、シティバンク、東亜銀行の外資銀行4行は3日、本土ネットワーク支店100数軒を同時開業した。